2018年5月29日から2018年6月2日にかけてベトナムのチャンダイクアン国家主席が夫人と共に国賓として日本を訪問しました。この訪問は日越外交関係樹立45周年記念の年に当たり、歴史的な意味を持っています。今回の訪問により、人材育成協力をはじめ、全面的な日越友好関係が一段と深まりました。

来日して、天皇皇后両陛下にお会いした後、5月29日の午後、クアン国家主席は群馬県を訪問しました。現在、群馬県には7000人のベトナム人が住んでいます。こちらで大沢正明知事と会談し、群馬県と本国の関係を強め、経済面での交流を更に深めることで意見が一致しました。会談では、大沢知事がベトナム技能実習生を更に受け入れ、また、各企業は優秀な人材確保のため、関係機関と連携を図り、教育協力をする意向を表明しました。
その日の午後、クアン国家主席は群馬県にある小金井精機製作所を訪問しました。小金井精機製作所は自動車やオートバイ、航空機ジェットエンジン部品、特にF1・CARTレーシングマシンに使用されるエンジンの製作技術など、精密機械加工分野の第一線で幅広く活躍する企業です。現在、全従業員240人の内、39人のベトナム人がここで働いています。こちらで、クアン国家主席が職員やエンジニアに職場環境や日常生活の状況を尋ねられ、会社成長や日越関係のためによく働き続けて頑張ってほしいと一人一人を激励しました。
5月30日、クアン国家主席夫妻の歓迎行事が、皇居宮殿東庭で開かれました。そして、安倍晋三日本国内閣総理大臣との首脳会談を終え、政財界の関係者と面会しました。

特に、翌日(5月31日)の会談では、両国首脳は人材育成協力を今後も強化することで合意しました。これにより、今後も日本側はベトナム人の人材育成を援助し実習生を受け入れていきます。会談後、クアン国家主席と安倍晋三首相は両国の各機関と部門が締結した4つの協力文献の調印式に立ち会いました。その中に無償資金協力「人材育成奨学計画」があり,供与限度額が約7億4,500万円(約645万ドル)となっています。
帰国する前に、6月2日の午前、クアン国家主席は婦人と共に駐日ベトナム大使館を訪問して職員や日本に滞在している人々と話し合いました。クアン国家主席は、在日ベトナム人協会が徐々に大きくなり、連帯感が次第に強くなっていることを見て、喜ばれました。そして、日越友好関係を更に深めるために、生活の中でも全員が連帯感を強めることや、互いに援助して日本との架け橋になるようにという期待を表明されました。
今回の訪日では重要な会談内容の一つが人材育成協力です。それを通して両国間の「広範な戦略的パートナーシップ」を一層実質的かつ包括的に発展させ、人々の交流を促進し、本国経済の発展と成長を今後も期待することができます。

 

 

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